打ち放しコンクリート仕上げ(外装)

一般的な鉄筋コンクリートの表面の仕上げは型枠内に流し込んだコンクリートが硬化した後に型枠を外し、その表面を塗装や磁器タイル・石材等で仕上げますが、打放しは表面の仕上げ工程を省き、型枠を外したコンクリートの状態をもって仕上げとしたものになります。
打ち放しコンクリート仕上げ(外装)
打ち放しコンクリート仕上げ(外装)


打ち放しコンクリート外壁は、荘厳で独特の風合いから見栄えが良く、加えて造形の自由度が高い事から 幅広いデザインに対応出来る上、その耐久性の高さからも重宝されています。

但し、1年中風雨や太陽光線 に晒される環境のため、どんなに丈夫でも経年劣化は避けられません。約10年も経つと表面には雨だれ汚 れ・黒ずみ・色あせ、時にはひび割れが発生し、そのまま放っておくと亀裂がコンクリート内部にまで達し てしまいます。

これがさらに進行すると鉄筋も錆びつき、コンクリートを破壊してしまうこともあります。 そうなれば、美観だけではなく、耐久性など安全面の問題も発生し、当然資産価値も大幅に下がってしまいます。